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ボルシチ、食べたことありますか?
ロシア料理(本当はウクライナ料理だそうです)で有名、野菜などを煮込んだ赤いスープです。このボルシチ、ビーツという赤い野菜を使っているのが特徴で、栄養満点なんです。
どんなスープなのかご紹介したいと思います。

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世界三大スープの1つ「ボルシチ」

「世界三大スープ」を紹介する際、世界中のグルメ達は、まだ意思統一をできずにいるので、4つのスープが挙げられます。
ブイヤベース、フカヒレスープ、トムヤムクン、そしてボルシチです。

ボルシチは、ウクライナの郷土料理です。
ビーツを主にして、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、キャベツなどを、煮込んで作る具沢山のスープのことです。
今ではウクライナに限らず、ロシア全土でボルシチが食べられています。
そこからボルシチは「ロシア料理」という認識が広まっていったようです。
日本でいう味噌汁のように、それぞれ家庭の味があるそうですよ!

ビーツってどんな野菜?

ビーツは、ボルシチに欠かせない、赤カブのような野菜のことです。
ビートはアサガ科の野菜で、ビートには、いくつかの種類かあります。
お砂糖の1つで甜菜糖に使われる、甜菜もビート1つなんです。
その中で、テーブルビートと呼ばれる、赤いかぶのような野菜が、ボルシチに使われる野菜です。
アサガ科の野菜に、ほうれん草もあります。
ビートを切ってみると、ほうれん草の赤い根の部分のような、ほんのり土臭いような匂いがします。

元々は英語のbeetなのですが、日本では、「ビート=甜菜」と表すことが多いようです。
そして複数形の「ビーツ=テーブルビート」と認識されるようです。
日本に伝わってきたのは、江戸時代だそうです。
燃えるように鮮やかな赤色から、和名は火焔菜(カエンサイ)といいます。

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「奇跡の野菜」!「食べる輸血」!?

知らない人も多い野菜ではありますが、ロシアや欧米などでは、ビーツは栄養価の高い野菜として広く知られており、ボルシチだけでなく、様々な料理に使われています。
長寿食材として挙げられることも多く、注目を浴びています。
「奇跡の野菜」や「食べる輸血」とも呼ばれるほどの、スゴイ野菜なんです!

貧血の方には特に必見!

ビーツは、リン、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、カリウムなどを豊富に含みます。
また、ビーツに含まれる鉄は、体に吸収しやすい形で含まれているのです。
さらに、ビーツは葉酸も多く含みます。
葉酸は血液の元になる核酸の中の成分です。
葉酸が足りなくなると、健康な血液を作れず、貧血などになってしまいます。
葉酸を摂取することで、血液を健康な状態に改善し、貧血を予防し、体を丈夫にしてくれます。
鉄と葉酸、血液を作る成分を両方持ち合わせていることが「食べる輸血」と呼ばれる所以ですね。

美しい赤い色が、すごい抗酸化力の元!

また、ビート特有の赤い色は、ベタシアニン色素といわれます。
ほうれん草の赤い根っこも同じ成分です。
このベタシアニンは、ポリフェノールの一種で強い「抗酸化作用」があるそうです。

多くの方がご存知のように「抗酸化作用」は、健康とアンチエイジングに欠かせない成分です。
体を錆びつかせ老化させ、様々な病気の原因となる「活性酸素」は、加齢やストレスや紫外線などでも増えてしまいます。
この活性酸素を解毒してくれるのが、「抗酸化作用」ですね。
アントシアニンなど、赤い色素を持つ野菜は、結構多いそうです。
でも抗酸化作用が非常に強いこの「ベタシアニン」という色素をもつ野菜は、希少なんですって!

このベタシアニン」には、免疫力の向上、動脈硬化の予防、肝臓、腎臓の機能を刺激し解毒作用、発ガン予防、老化抑制の効果が見込めます。
抗ヒスタミン効果もあり、アレルギー疾患用の食品としても注目されているそうです。
またコレステロール低下作用もある上、食物繊維も豊富なので整腸作用もあります。
チェルノブイリ原発事故の被曝者の方々は、特にビーツを多く摂るよう奨励されているそうです。

ボルシチってどんな味?

ビーツは甜菜の仲間だけあって、甘みがあります。
ですので、ボルシチも甘いです。
初めて食べた時はちょっと驚きましたが、具沢山の野菜や肉からの旨みと甘みも感じられ、とても体が温まりました。
甘くて熱々のボルシチが、寒いロシアの人々を温めてきたのでしょうね。

調理すると、手も、まな板も真っ赤になりますが、洗うとすぐ取れるので大丈夫です。
赤色が美しく、料理の差し色として映えます。
マヨネーズなどと和えると、ピンク色にになるので、見た目にも素敵です。

ビーツは、デパートや輸入食品のお店では見ることもありますが、普通のスーパーでは見かけません。
でも通販でも購入できまし、缶詰なら大きめのスーパーにありますよ。

日本ではトマトで代用することが多いですが、「ビーツじゃなければボルシチとは言えない!」という意見も多いようです。
確かに、トマトだとミネストローネと変わらないような気もしますね…。
本来のボルシチを味わうためには、缶詰でもいいので手に入れてみましょう!

本来は、スメタナという発酵クリームを添えるのですが、中々手に入らないのでサワークリームで代用することが多いそうです。
なくても構いませんが、このクリームを使うと乳酸菌とカルシウムも補い、さらに美味しく栄養満点になりますよ!

ロシア文学もオススメ!

ロシアの文豪ゴーゴリや、トルストイやドストエフスキーもボルシチを食べていたのでしょうね。
ボルシチを食べながら、ロシアの名作に触れてみるのも素敵ですね。
食文化と文学、何か通じるものがあると思います。

ゴーゴリの短編「鼻」は、読みやすくてオススメです。
風刺小説とも言われていますが、鼻が一人歩きしてしまう、幻想的でいてドタバタ感のある話です。

ボルシチは、最近はテレビなどでもよく紹介されるようになりましたね!
日本でも、もっと浸透してビーツが手に入りやすくなれば良いのに!と思います。
寒いこの季節、熱々のボルシチで温まりたいですね!

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