「ゴズィラーナ」って聞いたことありますか?
これ、野菜の名前なのです、面白い名前ですよね。
このゴズィラーナは、栄養たっぷりの冬野菜です。
どんな野菜なのか、ご紹介したいと思います。
目次
「ゴズィラーナ」って?
「ゴズィラーナ」、正式名称はカーボロリーフグリーンと言います。
長いけど、オシャレな名前ですね。
ケールとカーボロネロを掛け合わせ、日本で生まれたそうです。
ケールは、青汁によく使われることで有名な栄養たっぷり野菜のですね。
カーボロネロは、イタリアのトスカーナ地方が原産と言われている結球しない葉キャベツの一種です。
イタリアでは、このような葉キャベツが一般的で、日本で生産されている球状のものとは違います。
これらの葉キャベツは、日本では黒キャベツと呼ばれ、葉の中心部分に太い茎が通り、黒みがかった濃い緑色で、煮崩れしにくいというのが特徴です。
ゴジラの肌みたいだから「ゴズィラーナ」!
「ゴズィラーナ」は、増田採種場が開発した品種だそうです。
葉を幅広に改良することで、料理の下に敷いたり、包んだりしやすくしたんだそうです。
黒みがかった深緑で、凹凸があり厚ぼったい質感が、ゴジラの肌の質感に似ているところから、名付けられたそうですよ。
とっても愛嬌とインパクトある名前ですよね!
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特徴を生かした料理がオススメです!
葉の繊維が強く、しっかりとしているので煮崩れしにくいです。
厚みがあり、破れにくいので、ロールキャベツに良いですね!
ホワイトソースで煮込むのも美味しそうです。
茹でると美しい緑色になるのも、注目ポイントです。
炒めても美味しく食べれますが、真ん中の茎は硬いので、切り落として味噌汁や煮物に使うなど工夫したほうが良いようです。
ほんのりとした甘味や旨味が感じられ、深みのある味わいです。
栄養価は?
ケールと、ほぼ同等の高い抗酸化力と栄養成分があるといわれます。
キャベツと比べると、ビタミンCや抗酸化力は数倍高く、一般的な野菜のなかではトップクラスだそうです。
※【Farm to Wellness倶楽部(デリカフーズグループ)分析調べ】より。
そこで、ケールの栄養価をチェックしてみましょう。
ケールは、キャベツやブロッコリーなどと同じ、アブラナ科の野菜です。
抗酸化作用たっぷりで、アンチエイジング!
ケールはβカロテンが2900μg/100gと多く含まれており、緑黄色野菜の王様とも言われています。
ビタミンEも多く、ブロッコリーと同等に含まれています。
また、ビタミンC含有量も、野菜の中ではトップクラスとなっているのです。
これらの抗酸化力が強い栄養素は、体をサビつかせ老化させるてしまう活性酸素を抑えてくれます。
さらに、体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ効果もあるので、動脈硬化や心筋梗塞などの予防にも効果が期待できます。
蕎麦で知られる「ルテイン」が豊富
ケールに含まれるルテインとは、カロテノイドの一種です。
抗酸化力のみならず、外の光に対し青色の光を吸収するほか、光を遮り、細胞の酸化を防いでくれるとされています。
その働きは、白内障予防にも役立つと考えられています。
食物繊維・カルシウムも豊富
食物繊維には、整腸作用の他、コレステロールの排出、急な血糖値の上昇を防いでくれる働きなどがあります。
便秘解消にも必須な栄養素ですよね。
さらに、ケールにはカルシウムが多く含まれており、野菜の中でも特に多いのが嬉しいですね。
メラトニンで良い睡眠を
ケールには、メラトニンも含まれています。
メラトニンとは、神経ホルモンの1つで、体内時計を正常に保ち、入眠しやすく、睡眠の質を改善する働きがあるといわれています。
栽培するには?
ゴズィラーナの栽培の難易度はそれほど高くないとされています。
ユニークな色とビジュアルで、家庭菜園のアクセントとしてもオススメされていますよ。
一般的には、 7月中旬~8月中旬に種種を蒔きます。
そして11月上旬~3月中旬まで、その都度かきとりながら収穫していきます。
収穫しながら葉が大きくなるタイプなので、用途に合わせて大きさを調整します。
ゴズィラーナは、カーボロネロより葉っぱが幅広で、縁が丸くなりません。
生育旺盛で1株で40枚以上の葉をつけてくれます。
表面の凹凸が強くて、濃い緑色、立性で耐寒性は強いそうです。
厳寒期になると、葉の凹凸がより強く出てきます。
ゴズィラーナ、なかなか普通のスーパーにはありませんが、地場野菜のコーナーや直売所に並んでいることもあるそうです。
見かけたときには、ぜひ食べてみましょう!
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