フクロタケ(ふくろ茸)を、ご存知でしょうか?
中華料理の八宝菜などの炒め物や、トムヤムクンによく入っている、丸っこい形のキノコです。
日本で流通しているのは、ほとんど加工輸入品なので、あまり馴染みがありません。
でも、世界ではシイタケ、マッシュルームと並び、生産量トップ3に入るそうですよ。
どんなキノコなのか、味や栄養素などご紹介します。

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フクロタケとは?袋の中に隠れている形の可愛いキノコ!

フクロタケとは、テングタケ科のキノコです。
中国原産で、中国では「草茹(ツァオグゥ)」と呼ばれています。
高温多湿を好み、中国南部、台湾、タイなどが主な生産地だそうです。
一般的にキノコは朽ち木などに発生しますが、フクロタケは、ワラが腐りかけたところに発生する腐生性のキノコです。
その特性から、英語での呼び名は、「Straw Mushroom=ワラのキノコ」だそうですよ!

フクロタケは、袋状の形をしており、中にキノコが隠れているように見えます
その様子から袋の中のキノコ、フクロダケと名付けられました。
生長すると、袋がやぶれシイタケのようにキノコの傘が開くそうですよ。
でも食用には傘が開く前の状態が好まれるそうです。

フクロタケってどんな味?

香りより、見た目の美しさと独特な食感が愛される、旨み成分がたっぷりのキノコです。
旨み成分である、アミノ酸を含んでいます。
キノコ独特の香りと旨味たっぷりで、ジューシーだそうです。
スープにすると、とても美味しいダシが出るそうです。

でも、日本国内で食べている中華料理や、アジア料理に使われているフクロタケは、輸入された水煮のものなのです。
生のフクロタケとは、美味しさが全然違うそうですよ!
水煮の場合は、旨みも栄養も抜けてしまっているので、見た目と食感を楽しむ感じだそうです。
確かに、中華料理店で炒め物に入っていたのを、食べた記憶はあるのですが、強い旨味や香りは感じられなかったと思います…。

フクロタケの栄養価は?

中国では薬膳キノコとしされており、薬効が認められています。
伝染病に対する抵抗力を増し、傷の治癒力の向上させ、壊血病予防、降圧作用もあるそうです。

含まれている栄養素ですが、ビタミンB群、ビタミンD、カルシウムなどのミネラルなど豊富にあります。
そして注目すべき成分は、抗腫瘍作用を持つ多糖成分とβーグルカンです。
βーグルカンは、免疫力向上、ガン予防、コレステロール値を下げ、腸内を正常に整えてくれる効果があるとされています。

こんなに栄養価が高く、しかも美味しいなら食べてみたいですよね。
でもフクロタケは腐りやすいキノコで、放っておくと、キノコ自体が消化液を出し自己分解しまうのです。
保存は常温が適しているため、夏と冬は収穫後1日、春と秋は2日程度しか持たないそうです。
そのため、流通が非常に難しいそうです。
確かに、そこまで腐りやすいと、生の状態でお店に並べるのは難しそうですよね。

でも近年、日本国内産のフクロタケが、新鮮なまま冷凍保存されたものを通販等で購入できるようになりました!
その貴重な生産地は群馬県にあります!

群馬「日本ふくろ茸ファーム」、国内初の通年量産に成功!

群馬県高崎市にある「日本ふくろ茸ファーム」
世界各国の生産現地の方法を参考にし、日本の気候に則した独自の方法で、10年以上をかけて現地並みの収量を達成したとのことなんです。
種菌製造、栽培から収穫に至るまで、並々ならぬ研究と努力があったのでしょうね。
詳細→https://www.fukurotake.jp/

現在、通販などで購入できるのは、冷凍のフクロタケのみですが、2017年には生のままの販売を目指しているそうですよ。
生のフクロ茸、是非食べてみたいものです。
でも、場合によっては冷凍の方が良いのかも?という気もします。
なぜならキノコ類は、凍らせると旨味成分が増えるからです。
近々、お取り寄せしてみようと思います!

参考→【国産】冷凍ふくろ茸 250g×3パックセット ご家庭用 [フクロタケ/袋茸/ふくろたけ/冷凍きのこ/群馬県産/国産] 希少な国産ふくろ茸を冷凍にしました!きのこのじかん楽天市場店

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