ナッツの中でもよく口にする「くるみ」、食感がよくて人気があるので、パンやお菓子にもよく使われていますよね。
身近なナッツですが近年、とても栄養価の高いスーパーフードとして注目されています。
どんな効果や効能があるのか、1日の摂取量の目安をチェックしてみましょう。
目次
話題のすごい成分、オメガ3脂肪酸(α-リノール酸)がたっぷり
くるみには、オメガ3脂肪酸が他のナッツに比べ、圧倒的にたくさん入っています!
オメガ3脂肪酸は、血中コレステロール値を正常化して、動脈硬化など生活習慣病を予防してくれます。また、脳や腎臓をはじめ内臓のはたらきを活性化してくれる効果もあるのです。
そして美容とアンチエイジング効果もあります!
オメガ3脂肪酸は、血流を良くし、新陳代謝を向上させ肌を美しくしてくれるといいます。
さらに、女性ホルモンの分泌を安定させる働きがあるので、老化を防ぎ、シワやたるみなどを予防する効果が期待できます。
抗酸化作用がすごい
クルミには、ビタミンE、ポリフェノール、メラトニンといった、抗酸化物質が非常に多く含まれています。
ビタミンEは、抗酸化作用があり、他の成分と合わさることにより更に威力を発揮します。
クルミのポリフェノールは悪玉コレステロールから心臓を保護する働きがあるとされています。
メラトニンは、精神を安定させ不眠の改善の他、がん予防、老化防止の効果もあるそうです。
食物繊維が豊富
くるみには食物繊維が多く含まれています。
整腸作用、便通の正常化にも効果があるそうです。
形が脳みそに似てるから脳に効く!?
漢方では、臓器の働きを良くするためには、その臓器と形の似たものを食べるのが有効といわれています。
そのため脳に似ているくるみは、脳の働きを良くして老化を防ぐ食品とされてきました。
また、滋養強壮や、便秘解消にも効くとされています。
東洋医学においても、昨日の高い食品して扱われているのですね。
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クルミを毎日食べて健康に!
栄養効果を第一に考えるなら、生くるみを食べよう!
クルミの大切な栄養素、オメガ3脂肪酸は熱に弱く、火を通すと酸化してしまいます。
さらにビタミン類も減少してしまうので、栄養を最大限に摂りたいと考えるなら生食です。
生クルミをそのまま食べると腹痛になる!?
でも、生くるみをそのまま食べると、生ナッツ類に含まれる酵素抑制物質が、体内の酵素の働きを抑えてしまうので、消化が悪くなり、腹痛や体調不良になってしまうこともあるのです。
それを解決するのは浸水です。
酵素抑制物質を抑えて栄養価をそのままに!
生クルミの栄養を損なわずに、酵素抑制物質を除去する方法は、浸水です。
タッパーなどの容器に生クルミと水を入れて、冷蔵庫で2時間程おくだけです。
2時間経ったら、漬けておいた水は捨て、クルミを洗い流し、ザルなどで乾かします。
浸水し終わったクルミは、容器に入れて一週間以内には食べきりましょう。
ローストするとポリフェノールは2倍に!
火を通すと、脂肪酸やビタミンなどの栄養は減少しますが、ポリフェノールは2倍に増え、酵素抑制物質も除去できます。
味も香ばしく美味しいので、ポリフェノールを重視する場合はローストして食べるのもいいですね。
1日の摂取量は?
胡桃がいくら健康良くても食べすぎは NGです。
食べすぎると、太ってしまったり、下痢することもあるそうです。
摂取量の目安は、一粒の大きさにもよりますが、片手に一握りできる量と言われています。
5~8粒を目安にすると良いと思われます。
カリカリした食感で、あと引くクルミですが、摂取量を守って食べましょうね。
保存方法に注意!
くるみには脂質が多く含まれているため酸化しやすいのが弱点です。
大量に購入せず、こまめに買うといいと思います。
購入したら、できるだけ密閉容器に入れて冷蔵庫で保管しましょう。
3ヶ月〜半年くらいは保存が利くと言われています。
しっかり密閉して冷凍すると1年持つそうですよ。
クルミには、驚くほどたくさんの栄養が詰まっているのですね。
日々の食生活に上手に取り入れて、健康維持と美容効果に役立てたいですね!