近年、ダイエット目的や健康面から糖分を気にする方が増え、砂糖の代替品を使う方が増えています。
スーパーなどでも様々な商品が置いてありますが、砂糖以外の甘味料には副作用や危険性がないのか気になることもありますね。
安全性や価格を考慮した、おすすめ代替甘味料をご紹介いたします。
目次
甘味料とは?
甘みのある調味料の総称。
分類したものが以下の表です。
甘さの程度で分けると「低甘味度甘味料」と「高甘味度甘味料」に二つに分類される。
低甘味度甘味料
砂糖の甘さを1としたとき、同等かそれ以下のものが「低甘味度甘味料」。
「低甘味度甘味料」は糖質系甘味料といわれるもので、炭水化物に分類される。
食品中に微量に含まれている甘み成分を取り出し精製、濃縮したもので食品として取り扱われる甘味料。
高甘味度甘味料
「高甘味度甘味料」は、砂糖の甘味度の数百倍以上の甘味料のことで、合成甘味料と天然甘味料に大別できる。
出典・http://www.tokyo-eiken.go.jp/files/archive/issue/kouhoushi/health/28.pdf
人口甘味料
甘いものが好きだけど糖質を抑えたい方にとって、人工甘味料は強い味方。
でも、安全性が疑われるものなども多く、賛否両論あるものの一部で危険視されているものを食べるのは気になりますよね。
人工甘味料は大まかに「合成甘味料」と「糖アルコール」に分かれます。
糖アルコールと合成甘味料
「糖アルコール」はもともと自然に存在する甘味成分を人口的に作ったもの。「合成甘味料」は、自然界に存在しない成分を人口的に作ったもので、サッカリンやアスパルテームなど砂糖の数百倍以上の甘味があります。
合成甘味料の危険性
合成甘味料の危険性については、様々なところで言われています。
インスリンの過剰分泌や血糖値上昇による糖尿病リスクのUP、うつ病や、発がん性などの研究結果があります。
もちろん、ごくたまに口にする程度なら問題ないはずです。
でも、カロリーが低い、あるいはゼロと安心して毎日のように摂取すると、甘さに慣れすぎて味覚が鈍ってくることも。
食物本来の持っている自然の甘味では物足りなり、合成甘味料の依存症になってしまう危険性があります。
合成甘味料を日常的に摂取することはおすすめしません。
糖アルコールの方が安全性は高い
安全性が高いと言われているのは、糖アルコールに分類されるもの。
もともと自然界にある甘味料であること、甘味度も穏やかなものが多く危険性は少ないとされています。
体内に吸収されにくく、基本的に体に害はありませんが、性質上お腹が緩くなることがあるので、多量摂取は控えた方が良いです。
また、砂糖とは違って虫歯の原因菌のエサとなりにくいのも嬉しいポイントです。
糖アルコールにもマルチトール、キシリトール、エリスリトール、ソルビトールなどいくつかありますが、中でも普段使いにおすすめなのはエリスリトールです。
エリストリールとは?
ぶどう糖を原料として酵母を用いた発酵により生産される『ぶどう糖発酵甘味料』で、厚生省のエネルギー評価法によりカロリーが0kcal/gと認められている、唯一の糖質。
トウモロコシが原料のものが多い。
甘味度は砂糖の約70〜75%なので、甘みを増やすために、高甘味度甘味料の中でも安全性が高いと言われる天然由来のステビアやカンゾウ、羅漢果などと組み合わせた商品も多いです。
エリストリールのメリット
- 糖アルコールの中で唯一カロリーが0
- 比較的価格もリーズナブル
- 虫歯の原因になりにくい
- 危険性や副作用などがほぼないと言われる。
エリストリールのデメリット
- 砂糖のようなコクは感じられにくい
- 料理に入れるとわからないが直接口にすると清涼感があり、苦手な方も。
- 糖アルコールの中では、一番お腹がゆるくなりにくいものの、
1日40g以上摂取するとお腹がゆるくなる場合がある(一過性)
おすすめのエリスリトール
フランス産とアメリカ産のものが主流で、どちらも価格は1g当たり約1円。
どちらもトウモロコシを原料としているようです。
直接なめると、キシリトールのようなスーッとする感じがフランス産のものの方が強く感じました。
好みがあると思うので、両方試してみるのもオススメ。
フランス産エリスリトール
こちらはフランス産のエリスリトール。
「非遺伝子組換えトウモロコシ」が原料。
リーズナブルで送料無料なのでお試しにおすすめ。
アメリカ産エリスリトール
→エリスリトール(erythritol) 4kg カロリーゼロ 希少糖 糖質制限 天然甘味料
こちらは、アメリカ産のエリスリトール。
4kgと大量でお得な価格になっています。
日常的に家族で使う方などにおすすめ。
粉末エリスリトール
エリストール 粉末品 2,100g 【粉末品のお得セット!!!】
粉末状なので、溶けやすいのが嬉しい。
飲み物に入れたり、口どけ滑らかなお菓子を作りたいときに重宝します。
オーガニックの有機エリストリール100%。
非遺伝子組み換え、QAI認定オーガニック。
割高ですが、オーガニックにこだわる方にはおすすめ。
適量を守りましょう
どんなに栄養価の高い食品や害のない食品であっても、過剰に摂取すれば体に悪影響を及ぼします。
口に入れる以上、何らかの作用があることは意識することが大切です。
上手に甘味料を使って、楽しく健康的な食生活をしましょう!